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阿部忠二 あべ・ちゅうじ

1942年(昭和17年)
秋田県生まれ。赤坂ホテルニュージャパン、東京プリンスホテルにて内海安雄氏に師事。大阪ホテルプラザ開業より、故安井寿一氏のアシスタントとして10年間勤務。株式会社ミッシェルに取締役シェフとして勤務。
1987年(昭和62年)
大阪ホテルプラザ製菓料理長として勤務。
1999年(平成11年)
3月31日大阪ホテルプラザ営業終了に伴い、各有名ホテルにて講師として製菓指導を行なう。アカデミー・キュリネール・ド・フランス会員。ヌーベル・パティスリー・デゥ・ジャポン顧問。内海会副会長。大阪府洋菓子技能士会会長。
1998年(平成10年)
11月19日卓越技能章(現代の名工)受章。
2001年(平成13年)
11月黄綬褒章受章。

 

 


あとがきに代えて
  

 お菓子、それはこの世の愛の形。
 人生の始めから寄り添い、その終になってもなお、折節の中にいつもお菓子がある。
 悲しみ、苦しみ、疲れ、淋しさ…笑顔が消えた日にも、お菓子に出会ったとき、人は不思議に涙の奥で微笑む。
 初めて世の光に触れた幼な子が、口に含む甘味。青春を生き、年重ね老いても、なお限りなく求めるスイーツ。神様は何と素晴らしい贈り物を下されたことか。
 今、それは“お菓子”となって、世界の国で複雑な味のハーモニーが作られ、美しい造形に高められている。
 人生の“冠”という凛々しい儀式に。“婚”という愛の結びに。紡いだ年を寿ぎ、“葬”という愛の別れに。“祭”という人智を超えた畏敬に供えて。お菓子はいつも端正にそこにある。
 未来の世界、それがどんなに変化してゆこうとも、そこに“愛”を感じる人間がある限り、お菓子はこれからも、その人と共に喜び満ちる存在としてあり続けるであろう。
                              長月の夜半に…

 本書の出版にあたり、岡田芳郎氏に多大なご尽力をいただいたことに、心より感謝申し上げたい。岡田氏は、(株)電通CI室長として、数多くの企業のCI計画や文化事業をプロデュースされた経験を持ち、詩人としても活躍されている。


浅沼公子 あさぬま・きみこ
 グループAG副代表。(株)浅沼経営センターホールディングス、(株)四季のお菓子ロア 他、数社の代表を兼務する。
近著に『女性が変える ビジネス成功実学』(中央経済社)他、数冊執筆。